今週号の「日経ヴェリタス」のカバーストーリー。配当利回りが投資尺度の主役になってきたという。何を今さら! おいらは去年からそれ一辺倒でやって来たぞ。
普通の日本企業の株を持っている方が日本国債を買うより有利。おまけに「お上」はインフレになっても通常の国債の利率は上げないが(それが「徳政令」含みの国債発行の狙いだから当たり前だが)、企業はインフレになったら儲かるので配当性向を上げる。どっちが得かは明白だろう。
それでも日本国債を買う人は、日本株はまだまだ下がると見ているのだろうが、こういう「悲観主義」に陥っている人間は「非国民」と言われても仕方がない。ニッポン政府自身が「国債を買え、株は買うな」と日本国民が「非国民」になることを奨励しているとすれば、国家ぐるみの売国行為だ。
ただ、あいつらはいろいろ手段を講じてくる。世界的に見て異常に高い日本の法人税率は企業の配当性向(なかんずく配当利回り)を押し下げざるを得ないが、これもニッポンのお役人が考えた政府の借金棒引きのために国民に国債を売りつける「深慮遠謀」からかも知れない。くわばらくわばら。
とにかく、トヨタの配当利回りは2.75%。日産は4.64%。もっと配当利回りの高い株もいくらもある。ジャンクすれすれの日本国債の利回りを遙かに上回るのだ。おまけに税金が10%で済む。
4〜9月期決算企業の中間配当の権利付き最終売買日は9月の24日。今どきのバラマキ日本政治では日本株の中長期的キャピタルゲインは期待できないけれど、生きているうちに確実にリターンを手に入れたいと考える人は配当利回りの高い日本株を買うのがいいと思う。
武田を買い増し。@5520円。配当利回りは3.04%。あの会社は、こと配当については信頼できるから、これはほぼ確定利回り。お買い得。
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